コウモリは法律で保護されている…?
コウモリは害虫などとは違って、野生の鳥類や哺乳類と同じように法律上では保護されています。
その為、たとえ日本でコウモリが家に住み着いてしまっても、野生のコウモリを許可なく飼育目的で捕獲したり、駆除するために殺傷したりしてしまったら、法律によって罰せられる可能性があります。
※家屋に住み着くのはほとんどの場合、アブラコウモリという種類になります。
(アブラコウモリ)
これらは鳥獣保護法というもので定められているのですが、これに違反したものは、なんと一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処するとなっています。
その為、被害がひどい場合でも、専門業者などにお願いしてコウモリを追い払うことしかできません。
コウモリは鳥類ではなく哺乳類
コウモリは空を飛ぶので、鳥類にも思ってしまいますが哺乳類に分類されます。
そのため、一部を除く〔カモノハシなど〕哺乳類と同じように、胎生(たいせい)〔親の体のなかで栄養を供給しある程度大きくなってから体外に出す〕によって繁殖します。
鳥類のように卵生(らんせい)ではないのです。
そして、実はその哺乳類のなかでもコウモリ目の数はとても多く、哺乳類全体の約4,000種類のうち、約1000種類(4分の1)近くを占めているようです。
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