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動物や植物にも血液型があるの…?血液型の歴史と判定方法について。

生物・生態

動物、植物にも血液型がある…?

 


日本人の血液型の割合は、A型40%O型30%B型20%AB型10%と言われています。



そして、人と同じように、動物や植物にも血液型があるようです…

 

【 豚 】 

大半A型

 

 

【 猫 】 

大半A型

 

 

【 魚類 】 

大半A型

 

 

【 牛 】 

大半B型

 

 

【 ゴリラ 】

大半B型

 

 

【 クジラ 】 

全てB型

 

 

【 亀 】  

大半B型

 

 

【 カエル 】

大半AB型

 

 

【 植物 】 

8割O型、 残り2割の大半AB型

 

【 鳥、犬 】 

ABO式ではない

 

 

動物、植物にもこれだけ血液型に違いがあったようです…

 

 

血液型はどうやって発見された…?




現在では血液型が判定できることで、他人の血液を使って輸血をすることができますが、血液型の存在がわかっていなかった1900年(明治33年)以前では、輸血が不可能なことだとも言われていたそうです。

 

それでは、いつから血液型というものが判明し使用されるようになったのでしょうか…?

 

 

何百年も前から輸血に対しては様々な研究はされていたようなのですが、人から人という考え方ではなく、羊などの動物の血液からの輸血であったり、




牛乳を代用して輸血のようなことをするなど、今では考えられないようなことも行っていたということです。


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人から人への輸血が始めて成功したのは1800年代前半、女性患者が夫の血を輸血したところ2日半という短い期間ではありましたが、生き延びることができ、その後10人の患者に人から人への輸血を試みたところ、半数近くが生き延びることができたという記録がとれたそうです。

 

 

もちろん、

その頃は血液型という概念がなかったため、あらゆる血液を採取したのち、混ぜ合わせて使用していたため凝固してしまう症例が多く、その失敗からオーストリアの研究者が、血液を他人の者と混ぜ合わせたときに固まるときと固まらないときがあるということに気づいたということです。

 

 

そして、血球(けっきゅう)〔赤血球や白血球などの血液細胞〕と、血清(けっせい)〔血液から血球を除いたもの(血漿 けっしょう)から、血液凝固にかかわる要素を除いたもの〕に分け、自分も含めた研究所のメンバーの血液をパターン別に研究することになります。

 

それによりやっと、現在も使われるABO式血液型というものが1900年に発見されることになったそうです。

 

血液型はどうやって判定しているの?




輸血などの際に、特に必要となる血液型ですが、どうやって判定しているのでしょうか…?

 

 

血液の中には、血球(けっきゅう)〔赤血球白血球血小板という血液中に浮遊している細胞〕と、血漿(けっしょう)〔血液中の血球以外の成分で血液の55%を占める〕という液体があります。

 

この赤血球の表面にに存在する抗原〔抗体を作る原因となる異物〕と、血漿に存在する、抗体〔体内への抗原(異物)の侵入や刺激によって作られ、その抗原(異物)に反応するたんぱく質〕の反応をもとに血液型を判定しているそうです。

 

 

もともと人間が備えている性質なのですが、適合しない血液型の血液を輸血してしまうと、先ほどの異物である抗原だと思い抗体ができてしまい血球を攻撃してしまいます。

 

そのため、輸血する際には血液型はとても重要となってきます。

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一般的に知られている、ABO式血液型血液型を決定するには、

 

赤血球の表面A抗原B抗原持っているか? 持っていないか?

血漿中抗A抗体抗B抗体持っているか? 持っていないか?

 

を調べることになります。

 

 

【 A型 】 A抗原と、抗B抗体持っている。

 

【 B型 】 B抗原と、抗A抗体持っている。

 

【 AB型 】 A抗原B抗原両方の抗原持っている。抗体持っていない。

 

【 O型 】 抗原持っていない。抗A抗体抗B抗体両方の抗体持っている。

 

 

 

ちなみに、

O型はAとBのどちらの抗原もたない、0(ゼロ)型〔もともとはC〕からきている説が有力のようです。

 

 

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