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『台風』が発生するメカニズム:台風になるまで ⇒ 台風が消えるまで

自然・宇宙

台風の仕組み



台風は、熱帯の海域から起こる自然現象で、最大風速が毎秒約17.2メートル以上にまで発達したものを指していいます。

そして、この台風が発生するには太陽熱、海水、風が大きく関係してきます。



それでは、順に見ていきましょう!


【太陽で温められた海水】




まず、台風が発生する原因として考えられる1つに太陽の熱により温めれた海水があります。

海水が温められることにより大気中の湿度が増え水蒸気が発生し上昇します。



【地球の自転によって発生する風】




更に、地球は自転〔北極点と南極点の軸を中心に1日1回転〕をしているため、台風の回転を生み出します。



この自転の影響により発生した大気中の〔このような自然現象で起こる力を「コリオリの力」といいます〕により台風は、北半球(日本を含む)では反時計回りに回転〔南半球では時計回り〕に回転します。

「コリオリの力」


地球上で動いている物体(例えば風や海流)を観察すると、実際には動く方向が曲がるように見えますが、その曲がり方は地球が回転しているためです。このような力が「コリオリの力」です。


コリオリの力の影響により、北半球では風や空気が進行方向の右に曲がり、低気圧や台風などは「反時計回り」に回転します。一方、南半球では風が左に曲がり、低気圧は「時計回り」 に回転します。この回転の違いが、コリオリの力によって引き起こされるのです。

まとめ:『台風』になるまで




簡単にまとめると次のようになります


  • 太陽により温められた【海水】〔一般的に海水温度が26度以上〕が空気をあたためかい空気】が上昇する

  • 上昇する暖かい空気により【水蒸気】を持ち上げる

  • 上昇した空気に含まれている水蒸気が冷たい高層の大気で冷やされ【雲】ができる

『雲』ができる仕組み

  • 雲は大気中で上昇し、さらに対流が進行、雲が台風となる中心部で成長し、中心に【低気圧】が形成される。 ※風は気圧は高いほう(高気圧)から低い方(低気圧)へ流れ込む

  • 風】は地球の自転により自然現象の影響を受け(コリオリの力)、北半球(日本を含む)では反時計回りに回転、南半球では時計回りに回転し台風の目】となる

  • 回転する雲が大きくなり【台風】となり、更に暖かい海水からエネルギーを吸収すると台風は成長、風速が増加する



まとめ:『台風』が消えるまで


  • 寒気による海水温度の低下や、台風が上陸することで陸との摩擦などが影響し台風の力が弱まる

  • これらの原因により暖かい海水からのエネルギーを吸収できなくなってしまうと、台風は更に弱まり消えていく



このように、台風は太陽、海水、地球の自転、風など、多くの要素が重なり合って発生しています!



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