地球のスピードは時速10万㎞以上…
季節の変化は、地球の公転〔1年で太陽の周りをまわる〕と、
自転〔1日で地球自体がまわる〕による角度によって起こるのですが…
太陽と地球までは約1億5000万kmも離れており、
地球1周は4万km以上もあるというのに、
いったい地球はどれだけのスピードで動いているのでしょうか…?
[kanren postid=”1078″ date=”none”]
まず、太陽の周りをまわる〔公転〕スピードですが、
時速108,000kmぐらい、秒速約30kmになります。
そして、地球が回転する〔自転〕スピード(赤道近くのスピード)は、
時速1,700kmぐらいで、秒速約460mになるようです。
※東京あたりの場所ですと、中心である赤道付近よりスピードが遅くなり、時速約1,400km(秒速約380m)になります。
ちなみに…
音のスピード〔音速〕は温度や場所によって伝わり方に変化はありますが、
摂氏0度の空気中ですと、時速約1,200km(秒速330m)なので、
地球はそれ以上のスピードで太陽の周りをまわり、回転していることになります。
一般的な乗り物とは桁違いのスピードなんですね…
ここで、疑問に思われる方もいるかもしれませんが、
地球にいる人たちがどうしてそのスピードを感じないのか…?
ということですが、
この地球に存在するもの、そして空気も一緒に、地球の重力〔地球の引力と
自転による遠心力が合わさったもの〕によって動いているからということなのです。
身近でいえば、電車や車に乗っているときなど、
発進したときとブレーキがかかるときなどは体に力が掛かりますが、
ある一定のスピードになってしまえばその上で
飛んだり走ったりすることも出来ますし、揺れや音、景色が全くなければ、
恐らく乗っていることさえも忘れてしまうかもしれません。
このことを【慣性の法則(かんせいのほうそく)】といい、
外部の力が掛からなければ、静止しているか
一定のスピードで直線的な運動〔等速直線運動〕をいつまでも続けることになります。
そして地球はというと、止まることも加速することも揺れることもなく、
ほとんど一定のスピードで動いているため、
乗っている私たちは何も気づかないで生活していたのです。
しかし普段から地球という乗り物にのっていながら、
更に他の乗り物にのったりもして生活しているわけですが…
そう考えるとなんか面白い感じがしてきますね。
[kanren postid=”800″ date=”none”]