アットマーク(@)の意味と由来

「@」は、日本では[アットマーク]、英語圏では[アットサイン(at sign)]などと呼ばれますが、電子メールアドレスやSNSのユーザー名などでよく使用される記号です。
一見変わった形の記号ですが、その起源はいったい何だったのでしょうか…?
諸説あるのですが、代表的なものを順に見ていきましょう!
【ラテン語から】説

中世の修道士が、英語の「at」「to」にあたる、ラテン語の「ad」を繰り返し書くのが面倒なので、縮めて『a』を『d』でくくって『@』になったという説。
【古代ギリシアの壺の形から】説

古代ギリシアで、ブドウ酒や油などを取引する際に使われていた「amphora (アンフォラ)」というツボの頭文字である「a」からきているという説。
使用頻度が低かった『@』を使用したことから広まる

いずれにせよ、電子メールを開発したアメリカのプログラマー、レイ・トムリンソンは、ユーザー名とドメインの区切りに、「数字やアルファベットを使うと分かりにくい」と考え、当時あまり使われていなかった記号「@」を選びました。
この決定により、「@」は電子メールの普及とともに広く使われるようになり、インターネット上のコミュニケーションにおいて欠かせない記号となったのです。

