電子レンジは秒速24億5000万回…？
電子レンジで温めると、庫内が熱くなるわけではないのに、
なぜか食べ物が手品のように熱くなってますが…
どうしてなのでしょうか…？
電子レンジは、英語でmicrowaveとかmicrowave ovenというと思いますが、
その名の通り、※マイクロ波という電磁波〔電気と磁気の合わさった光速で伝わる
エネルギーの波〕を、レンジ内に搭載しているマグネトロンから発生させます。
（マグネトロン）
※マイクロ波…通信、レーザーにも利用される波長の総称。
その電磁波を当て、食べ物など温めるものに含まれている水分〔水分子〕を
細かく揺さぶり、水分子どうしが擦れ合う運動エネルギーの摩擦熱に
よって温度が上昇し、その熱が食品全体に広がり温まる仕組みとなっています。
勿論ちょっと揺すったぐらいでそんなエネルギーが出るわけがなく、
どれだけ揺さぶられることによって、このような大きなエネルギーと
なるのかですが…
ラジオや携帯電話などの電波と同じように、
電子レンジのマイクロ波にも周波数〔１秒あたりに波が揺れる回数〕があります。
周波数は2,450MHz(2.45GHz)というものが使われているのですが、
そのマイクロ波を照射し、無数の水分子（水分）を揺さぶることになります。
その振動数は、なんと1秒間に24億5000万回‼
これだけ摩擦すれば、熱いでしょうね…
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