方位磁針(コンパス)はなんで北を指すの?

方位磁針は勝手に北を向きますが、機械で動かしているわけでもないのにどうして北を向くのでしょうか…?
それでは、見ていきましょう!
地球自体が磁石⁉

実は、地球の内部は磁気を持っていて、地球自体が磁石であるため、方位磁針(方位磁石)が動いてしまっていたのです!
このことを「地磁気(ちじき)」というのですが、

地球の磁石は、今現在は【北極がS極】で、【南極がN極】になるので、方位磁石のN極が、地球のS極(北極)側を指しています。
地球の内部


地球の内部には「外核」と呼ばれる鉄やニッケルでできた液体の層があり、これが対流することで磁場が生まれます。
この磁場を地磁気(ちじき)と呼び、私たちのコンパスはこの磁場を感じ取って動いています!
磁北と北極は違う?

コンパスが指す北は「磁北(じほく)」と呼ばれ、実は本当の北極(北極点)とは少しズレています。

〔人工衛星から観測した北極点〕
この磁北は毎年少しずつ移動していて、今はカナダの北部からシベリアの方向へ動いています。
これは、地球の磁場が常に変化しているためで、地球内部の動きによって位置が変わるのです。
地球の最北端に位置する「北極点」とはどんな場所?
地球の「S極」と「N極」は何度も逆転を繰り返している!
先ほど、今現在は北極がS極で…
というお話をしましたが、

この地球のS極、N極の向きは78万年前頃に逆転して今の極になったそうで、数百万年の間に何回もの逆転を繰り返しているらしいのです。
証拠はどこにある?

地磁気の逆転が起こった証拠は、海底の地層から見つかっています。
海底には火山活動によって生まれた「玄武岩(げんぶがん)」という岩石が積み重なっています。この岩石には、形成時の磁場の向きが記録されており、解析すると過去に何度も南北が入れ替わっていたことがわかるようです。
しかし、それがなぜだかはまだはっきりと分かっていません…
※現在のところは、地球内部の対流変化が有力説と言われています。
まとめ

✅ コンパスが北を向くのは、地球が大きな磁石だから!
✅ 地球の磁場(地磁気)は、数十万年ごとに逆転していた!
✅ 海底の岩石に、地磁気逆転の証拠が残されている!
✅ 地磁気逆転が起こると、コンパスの向きが逆になる可能性がある!
地球の磁場は、私たちの生活に深く関わっています。今後も研究が進むことで、地磁気逆転のメカニズムや影響について、より詳しく解明されることでしょう。
もし今後、地磁気が逆転する時代が来たら、私たちの世界はどのように変わるのか… 想像するだけでもワクワクしますね!
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