『クラッシック音楽』とはどんな音楽のことをいうの?クラッシックの定義と歴史を簡単に

歴史・文化

クラッシック音楽とはどんな音楽のこというの…?

ベートーベンやシューベルトなど、クラッシック音楽は古典的な音楽だということは分かるのですが…



古い音楽ならば、全てクラッシック音楽と呼ばれるのでしょうか…?




現在一般的には、クラッシック音楽というと古典的な音楽の中でもヨーロッパの音楽を指して言っているそうです。





そして、基本的にはクラッシク音楽と称される曲は、記譜法(きふほう)〔音楽を楽譜として、記号、文字、数字などを平面の紙上に可視的に表す方法〕が確立されているもので、




その楽譜によって再現し演奏できるものをクラッシック音楽というように呼んでいるということなのです。




ここで気になるのはどうして、ヨーロッパの音楽のみなのか…?


ということになりますが、それは楽譜が誕生したのがヨーロッパであり、クラッシック音楽がヨーロッパから誕生したから、ということになります。

もともとは、ヨーロッパ史による中世の『グレゴリオ聖歌』と呼ばれる、





ローマ・カトリック教会で典礼(てんれい)〔儀式〕に用いられる伝統的な単旋律(たんせんりつ)〔同時に響くおとがない〕の聖歌(せいか)〔キリスト教において用いられる宗教歌〕がクラッシック音楽の原点と言われています。

サンタクロースのモデルとなった人物は…?サンタさんの赤い服は血を流す覚悟の赤色…



クラッシック音楽の歴史について



クラッシック音楽と一言でいっても長い歴史があるのですが、

『バロック音楽』『古典派音楽』『ロマン派音楽』『近代音楽』


というように大きく分類できるそうです。



バロック音楽〔17世紀初頭~18世紀中頃〕




絶対主義王政〔国王の権力が絶対〕の全盛期の時代。

(ベルサイユ宮殿)


  • 宮廷や教会のための音楽として作曲された

バッハなど



古典派音楽 〔18世紀中頃~19世紀初頭〕



フランス革命〔フランスの市民革命〕により絶対王制がくずれ、イギリスに始まる産業革命などが起こった時代。

(ナポレオン)


  • それまで貴族のための音楽だったが、民衆にも徐々に音楽が広まる

モーツァルトベートーベンなど



ロマン派音楽 〔19世紀初頭~20世紀初頭〕




芸術分野が一般の民衆にも広まり、音楽や楽器も貴族の娯楽のためだけではなく、民衆にも普及され、個人の作品へと変化していく。

  • 不特定多数の民衆のための音楽や、個性を主張した音楽が増える。

シューベルトショパンなど



近代音楽〔20世紀初頭~ 20世紀中頃〕


第一次世界大戦、第二次世界大戦頃の時代。

  • 帝国主義〔自国の利益や領土の拡大を目指す体制〕的な要素が強くなり、音楽も個人の作品ではなく国家利益となっていく。

ラフマニノフなど


現代音楽〔 20世紀中頃(第二次世界大戦後~)〕


このように、現在私たちが聴いている様々な音楽も辿っていくと、クラッシック音楽にたどり着くということになるんですね…


人気ブログランキングブログランキング・にほんブログ村へ