桃太郎の黍団子とは?
(桃太郎神社)
桃太郎といえば、きびだんごですが、黍(きび)とは一体どんなものなのでしょうか…?

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黍(きび)とは?

黍(きび)とは、穀物の一つで、イネ科の一年草になります。
※1年草… 種をまいてから1年以内で発芽、開花、種をのこし、枯れる植物。
発祥は、インドもしくは中国辺りと言われているのですが、1mぐらいの背丈で、実がなると穂が垂れ下がります。
そして日本では、きび(黍)を五穀(ごこく)〔主要な5種類の穀物〕の1つとして数えられています。
五穀の種類
米(こめ)


麦(むぎ)


粟(あわ)


豆(まめ)


黍(きび)


一般的なきび(黍)の実は、黄色なのですが、黄色い実で〔きみ〕、

そこから転じて〔きび〕と呼ばれるようになったといわれています。
桃太郎で、なぜきび団子…?

ちなみに、なんで桃太郎ではきび団子だったのか…?
桃太郎のゆかりの地である、岡山県は大昔、吉備国(きびのくに)といわれていて、

(鬼ノ城…桃太郎伝説ゆかりの謎多き古代山城)
きびの生産地だったということもあり、きび団子だったのではないか?ということ、
そして、贅沢ができない庶民の兵糧(ひょうろう)〔軍隊の食糧〕として、きびが適当だったなどという説が有力のようです。

