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ウシガエルは食用の為に輸入…?アメリカザリガニはウシガエルのエサのために輸入…

歴史・文化

ウシガエルは食用の為に輸入された



公園の池や、ちょっとした河川などの水辺から低い大きな「グォー、グォー」という鳴き声を聞いたことがあるかもしれませんが…

恐らくそれはウシガエルです。


動物や植物にも血液型があるの…?




鳴き声が牛に似ているので、ウシガエルという和名がついているのですが、このウシガエルは元々、アメリカから食用として輸入されてきました。



そのため、かつては食用ガエルとも言われていたそうです。





戦時中、食糧難が続くと貴重なタンパク源として特に後ろ足を食していたそうですが、味は鳥のササミに似ているということです。


実はこのウシガエル、輸入の段階では数十匹だったそうなのですが、養殖や逃げ出すなどして数が増えた結果、全国に分布してしまいました。


そして現在、

ウシガエルは生命力も強く食欲旺盛で口に入る生き物は何でも食べてしまい、生態系〔全ての自然や生物などで構成される空間〕を狂わす危険があるとして、日本では特定外来生物に指定されてしまっています…


そのため、生きたまま家に持ち帰ることも、飼うこともできなくなってます。



アメリカザリガニは、ウシガエルのエサだった…




水辺の遊びで、ザリガニ釣りをしたことがあるかもしれませんが、こちらは食用のウシガエルの餌として養殖場に輸入されたそうです…


実は輸入されたアメリカザリガニは、たったの20匹程度だったそうなのですが、逃げ出したり捨てられるなどして、現在では全国の多くの場所に分布するようになりました。



アメリカザリガニは、雑食性〔動物質、植物質の両方を食す〕ということもあり、水草を刈ったり、国内に生息している生物を捕食するため、生態系〔全ての自然や生物などで構成される空間〕に悪影響を及ぼすと言われています。




そのため、生態系被害防止外来種〔以前の要注意外来生物〕リストに記されてしまっています。