太陽はどうやってできたの?
あの太陽でさえもなかった時代があったわけですが…
どうやったらあんな巨大なものが出来上がるのでしょうか?
今から約46億年前、
宇宙空間に漂う星間物質〔星と星の間を満たす水素、ヘリウムなどのガスやチリ〕
の集まりを中心として大きな渦巻ができ、それが太陽の元になったといわれています。
ぐるぐると回転することによって、
水素やヘリウムが中心部に集中して重力が発生します。
これにより収縮し高圧、高温になり臨界点※に達したところで、
水素がヘリウムに変換する核融合反応〔原子同士が反応して新しいものに変わる〕
が始まります。
※臨界点…液体と蒸気との共存状態がなくなり、連続的に変化するようになる点
このエネルギーによって光を放った原始太陽〔初期段階の太陽〕となったのです。
そのため太陽は燃えているのではなく核融合をしているため、
内部温度が1500万度以上という、とてつもない温度まで達するというわけです。
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太陽はどのくらい熱い?
太陽の温度は表面で約6000度、一番低い黒点で約4000度、
中心部に至っては1500万度以上になります。
そして実は、
地球の中心温度も太陽の表面と同じぐらいで
約6000度といわれています。
地球の地面から内部に向かって1キロ深くなるごとに、
20~30度ずつ温度が上がっていくのですが地球の中心になると
6000度近い高温になります。
ちなみに地球に存在する他の高温なものですと…
マグマ 800~1200度ぐらい、
ろうそくの一番熱い部分 1400度ぐらい、
鋼鉄を明るく熱せられた部分 1500度ぐらいだということです。
しかし太陽中心部の1500万度は、群を抜いた数字ですね…
関連記事:星の光は過去の光ってどういうこと…?地球で見える太陽光も実は過去の光だった…
もしも太陽がなくなったら…
こんなことを考えたことありますか?
もし太陽がなくなったら…
現実には考えづらいことですが(笑)
太陽が消えてなくなったら宇宙空間の温度が約-270度なので、
それに近い温度まで地球の温度が下がっていくことになるようです。
太陽光がなければ植物が育たないので、植物を食べる動物も育ちません。
そして、その植物や動物を食べて生きている人間も絶滅してしまいます。
また、それ以前のことになるのですが、
地球は太陽の周りを公転しているので、
中心である太陽をなくした地球を含む太陽系は、
宇宙に散らばってしまうことにもなるというのです。
太陽はすべての源なんですね…
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