春節とは?

春節(しゅんせつ)とは、中国の旧暦のお正月のことです。
中国語では「春节(チュンジエ)」と呼ばれ、中国や台湾、シンガポールなどで最も重要な祝日とされています。
日本でいう「お正月」にあたる行事ですが、日付は毎年変わります。
2026年の春節はいつ?

2026年の春節は 2月17日 です。
春節は、旧暦(太陰太陽暦)で1月1日にあたる日。そのため、西暦では毎年1月下旬〜2月中旬の間で変動します。
なぜ春節の日付は毎年変わるの?

理由は「暦の違い」にあります。
現在の日本や多くの国は太陽の動きを基準にした「太陽暦(グレゴリオ暦)」を使っています。
一方、春節は「月の満ち欠けを基準」にした旧暦で決まります。
そのため、西暦では毎年ズレが生じるのです。
旧暦では、新月の日が月の始まりとされ、その1月1日が春節になります。
月がどのように満ち欠けし、どんな周期で動いているのかを知ると、なぜ春節の日付が変わるのかも理解しやすくなります。
👉 【月の満ち欠けとその周期】月の形の変化を理解しよう!
春節と二十四節気の関係

春節と深く関わっているのが、二十四節気です。
二十四節気は、太陽の動きをもとに1年を24に分けた暦。その最初が「立春」です。
立春との関係
立春は、暦の上で春が始まる日。
春節は立春の前後に来ることが多く、「春の始まりを祝う新年」という意味が込められています。
つまり、
- 春節 → 月を基準に決まる
- 二十四節気 → 太陽を基準に決まる
基準は違いますが、同じ中国の暦文化から生まれた兄弟のような存在です。
春節が「春」という名前を持つのは、暦の上で春が始まる時期と重なるためですが、実際に、春節の前後には立春が訪れることが多く、「春の始まりを祝う新年」という意味が込められています。
立春がいつなのか、どんな意味を持つのかを知ると、春節との関係もより深く理解できます。
👉 立春とは?2026年はいつ?意味・由来・立春大吉の理由をわかりやすく解説
春節と旧正月の違いは?
実は、春節=旧正月です。
旧暦の正月を祝う行事を、中国では「春節」と呼びます。
日本では明治時代に新暦へ移行したため、旧正月を祝う習慣はほとんど残っていません。
なぜ「春」という名前なの?

旧暦では、1年の始まりは「春の始まり」と重なります。
冬の厳しい寒さが終わり、大地がゆるみ、草木が芽吹き始める季節。農耕を中心に暮らしていた人々にとって、春は “新しい命が動き出す特別な時期” でした。
そのため、新しい年の始まりを春に重ね、自然の再生とともに未来の豊作や家族の幸せを願ったのです。
冬の終わりとともに、新しい年と農耕の始まりを祝う――
それが「春節」という名前の由来です。
春節にミカン(柑橘類)を飾る理由

春節にミカン(柑橘類)を飾るのは、「金運」と「幸運」を願う縁起物だからです。
中国語ではミカン(橘・桔)の発音が「吉(=縁起が良い)」に似ています。
また、丸くて黄金色の見た目が「金」や「財」を連想させるため、豊かさや繁栄の象徴とされています。
そのため、春節では家に飾ったり、贈り物にしたりする習慣があります。 🍊
日本のお正月との違い

| 項目 | 日本の正月 | 春節 |
|---|---|---|
| 基準 | 太陽暦 | 旧暦 |
| 日付 | 1月1日固定 | 毎年変動 |
| 文化 | 神道・仏教行事 | 中国伝統文化 |
日本の正月は1月1日ですが、旧暦では1〜2月が新年。暦が変わったことで、祝う日も変わったのです。
日本の正月では、初詣として神社や寺を訪れる習慣があります。一方、中国の春節では祖先への供え物や家庭での祈りが中心になります。
こうした違いの背景には、日本独特の宗教観があります。
神社と寺の違いや、なぜ神社にはお墓がないのかについて知ると、日本のお正月文化の特徴もよりはっきり見えてきます。
👉 神社と寺の違いとは?神社にお墓がない理由と日本の宗教観をわかりやすく解説
まとめ

- 春節は中国の旧暦のお正月
- 2026年は2月17日
- 毎年日付が変わるのは旧暦だから
- 二十四節気の立春と時期が近い
- 春の始まりを祝う行事
春節を知ることで、東アジアの暦文化のつながりが見えてきますね!
春節では、子どもたちに「紅包(ホンバオ)」と呼ばれる赤い封筒に入れたお金を贈る習慣があります。これは日本のお年玉によく似た文化です。
実は、お年玉のルーツももともとは“お金”ではありませんでした。
世界では新年にどのような贈り物が行われているのか、そしてお年玉の本来の意味とは何だったのか――詳しくはこちらで解説しています。
👉 世界のお年玉文化を比較。お年玉のルーツはもともとお金じゃなかった…?





