冷蔵庫はどうして冷えるの?
食べ物、飲み物、なんでも冷やす冷蔵庫は、小さい子供にとって謎のボックスに感じるかも知れませんよね!(笑)
それでは、どうやって冷やされているのでしょうか…?
お風呂からでて、体に水滴がついたままでいたときや、注射のときの消毒が蒸発する際に、スッと涼しく感じたり、夏の暑いときに打ち水(水まき)をすると涼しくなると思いますが、
これらのことは冷蔵庫の原理と大きく関係しています。
この現象のことを【気化熱(きかねつ)】といって、液体が気体になるときに、周りから熱を吸収することをいうのですが、これを利用したのが冷蔵庫なのです。
※汗が出て体温が調整されるのも同じ仕組みになります
冷蔵庫のしくみ
冷蔵庫の仕組みのはなしになりますが、冷媒(れいばい)という冷やすために使うガス〔気体⇔液体に変化しやすいガス〕が冷蔵庫内と外側の密封された管の中に入って循環しています。
冷媒(ガス)を冷蔵庫内から外側へ出すとき、その気体だった冷媒に、圧縮機で圧力を掛けてギュッと押しつぶします。
このとき【液化熱】といって気体→液体になるときに熱を放出するのですが、その液体の冷媒を冷蔵庫の外側で常温ぐらいにまで下げます。
常温まで冷めた液体の冷媒を冷蔵庫の外側から庫内側の管に噴出し、この圧力が掛かった冷媒を減圧することよって気体にします。
このときの気化熱〔液体が気体になるとき周りから熱を吸収する現象〕を利用して温度を下げていきます。
この工程を繰り返すことにより、冷蔵庫内の熱を奪う→冷気をつくる→冷蔵庫内の温度を下げるの循環ができ冷蔵庫を冷やし続けることができるというわけなのです。
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