路上の色のついたクギは何に使う?
道を歩いていると、地面に色〔赤、黄色、青など〕のついた丸いものに、釘のようなものが打ち付けてあるものを見たことがあるかもしれませんが…
これはなんの目印なのでしょうか?
測量鋲(そくりょうびょう)とは?

このクギの部分を測量鋲(そくりょうびょう)、そして、その周りの色がついた部分を明示版(めいじばん)というようです。
用途としては主に土木工事をする際に、測量〔異なった位置関係のものを測定して求めること〕をするときの基準点を印すために用いるということです。
測量鋲の色の違い

測量鋲の色には全国的に統一された公式な基準はありません。
色の違いは、設置者や管理者が識別しやすくするために任意で設定している場合が多いです。
例えば、黄色は国土地理院が設置した基準点に使われることが一般的ですが、赤や青などの色については、地方自治体や民間事業者などが独自に運用しているケースが多く、地域によって異なります。
そのため、色分けが必ずしも全国で統一されているわけではないようです。
クギの『クロス』の意味とは?
よく見ると測量鋲にクロスの線が刻まれていると思いますが…

その交差しているところが「基準点」となっています。
その他の役割
その他、土地の境界標としての役割として使用されることもあるようです!
(↑一般的に使われる土地の境界標はこちらです)

