ゴリラの頭はなぜ尖ってる?
ゴリラをよく見ると、頭の上のほうが△のように尖っているような気がするのですが…
素朴な疑問、どうしてこのような形をしているのでしょうか…?
実は、発達した筋肉で頭の上の方まで覆われているからなんだそうです。
草食動物であるゴリラは、この筋肉質な体を維持するために
たくさんの果物や硬い草木、樹皮などをずっと咀嚼(そしゃく)し、
食べ続けなければなりません。
餌の量を重さにすると、
オスで30㎏以上、メスでも20㎏ぐらいは食べているようです…
そのため、咀嚼〔かみ砕く〕に関わる、
側頭筋(そくとうきん)がとても発達しています。
(人の頭蓋骨と筋肉)
そのため、頭頂部が小さめのトサカ状になった頭蓋骨に、
(ゴリラ頭蓋骨)
大きい側頭筋がついて、尖った頭のように見えていたというわけです。
オラウータンの頬の広がりは…?
動物園などでオスのオラウータンをよく見ると、
顔の横が広がっているのに気づくかもしれませんが…
オスでも、広がりがあったり、広がりがなかったりもしています。
これはいったい何なのでしょうか…?
オラウータンの顔の広がりの部分ことを『フランジ』というようなのですが、
一般的にはフランジというと、配管などの接合部分のツバの部分を指すようです。
確かに似ているような…
実はこのフランジは、強いオスの象徴とされていて、
弱いオスのオラウータンには付いていないようです。
群れなどで、近くにフランジが付いた強いオスがいると、
周りのオスはフランジが発達せず、その強いフランジがついたオラウータンが
いなくなっり、喧嘩に勝ったりした途端に、今までフランジなかったオスが
どんどん発達していったりするようです。
ちょっと、不思議ですよね。
たしかに、顔が広いと貫禄があるような気はしますが…
このフランジは一度大きくなると、なかなか小さくなることがないようで、
もしも形勢が逆転され、弱い立場になってしまったフランジを持ったオスは、
その広がった顔のまま群れで肩身狭く生活することになるそうです…
ニホンザルの顔はなぜ赤い?
ニホンザルの顔が赤く見えるのは、
皮膚の下の毛細血管が透けて見えているからなのですが、
特に顔とお尻の皮膚が薄く毛がないため、より赤く見えています。
毛細血管は成長と共に増え、血流もその分増していくので、
薄桃色だった子供が、大人になるにつれだんだんと赤くなります。
そして、繁殖期になると性ホルモンの分泌が活発になるため、
更に赤みが増していくようです。
しかし、ほんと見れば見るほど、日本のサルって感じがしますよね(笑)…
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