地球の表面積のほとんどが海!
海がどれくらい広いか考えたことありますか…?
実は、地球の大部分は「海」で、約7割を占めています。
今回は、その海の面積について少し掘り下げてみたいと思います!
広大な海の面積
地球の表面積は約5億1,000万平方キロメートルなのですが、そのうち、海が占める面積は約3億6,100万平方キロメートルです。※海の広さを東京ドーム(約0.047平方キロメートル)で例えると約7兆6,800億個分に相当…
それは、地球全体の約71%にあたります。
つまり、地球のほとんどは海に覆われているのです。
5つの大きな海洋
海は単なる「海」だけでなく、大洋(オーシャン)と呼ばれる広大な水域も含まれるのですが、地球には5つの大洋があります。
- 太平洋 (Pacific Ocean)
- 大西洋 (Atlantic Ocean)
- インド洋 (Indian Ocean)
- 南極海 (Southern Ocean)
- 北極海 (Arctic Ocean)
これらの大洋が地球の海洋面積の大部分を占めています。
『海』と『大洋(オーシャン)』の違い
『大洋(オーシャン)』
地球上で最も広大な水域。大陸間に広がり、深くて広大。
例: 太平洋、大西洋、インド洋、南極海、北極海
『海』
大洋に隣接する比較的小さい水域。地理的に区切られていることが多い。
例: 日本海、地中海、カリブ海、東シナ海、紅海など
「海」は大洋の一部であり、通常、地理的に定義されたエリアを指すのに対し、「大洋」は地球規模で広がる水域を指します。
太平洋(Pacific Ocean)
世界で最も広い大洋で面積は約1億6,800万平方キロメートル。アジア、オーストラリア、アメリカ大陸の間に広がっています。
地球の表面積の約30%を占め、深さは平均して約4,000メートルとなっています。
大西洋(Atlantic Ocean)
約1億600万平方キロメートルの面積を持ち、太平洋に次いで2番目に大きな海洋です。
アメリカ大陸とヨーロッパ・アフリカ大陸の間に位置します。
インド洋(Indian Ocean)
約7,040万平方キロメートルで、アフリカ、アジア、オーストラリアに囲まれています。
南極海(Southern Ocean)
約2,100万平方キロメートル。南極大陸を囲む海洋で氷が多く見られます。
北極海(Arctic Ocean)
世界で最も小さい大洋で約1,450万平方キロメートルとなり、北極圏を取り囲む海です。
北極点(North Pole)を中心に広がっています。
北極点とは?
〔人工衛星から観測した北極点〕
北極点は氷に覆われており海洋の上にあるのですが、地球の最北端に位置する場所で、すべての経度が交わる点です。
北極点では、太陽が1年に1回昇り、半年間にわたって昼間の明るさを保つ「白夜(びゃくや)」、その後半年間沈む「極夜(きょくや)」になります。※北極点では春分の日に太陽が昇り、秋分の日に再び沈むため、昼と夜がそれぞれ6ヶ月続くことになります。
ちなみに、北極点〔北極点のみ〕ではどの方向に進んでも「南」になります。
それは北極点が地球の北端に位置しているため、北極点から出発する場合、地球のどの方向に進んでも地理的には南に向かって進むことになります。※このことが言えるのは北極点から出発する時のみの話しで、少しでも移動すればもちろん東西南北があります。
広大な海がもたらす影響
広大な海が存在することで、次のような影響があります。
- 気候の安定化
海は太陽の熱を吸収してゆっくり放出するため、地球の気温を安定させる。 - 天候への影響
海から蒸発した水分が雲になり雨や雪をもたらし、それが世界中の天候に影響する。 - 生物の住処・食物や酸素を供給
海は多くの生き物にとって重要な住処(すみか)であり、食物や酸素を供給する役割も担う。
実は、広い海があることで私たちの生活、そして地球の環境が大きく支えられていたのです。