指やひざの関節がポキポキ鳴る理由
指の関節を急激に曲げたり伸ばしたりした時や、屈伸したときなどに鳴たっりするポキポキ音ですが、どこから出ている音なのでしょうか…?
これは、どうやら骨や軟骨がぶつかって出ている音ではないようです。
確かに、骨だとしたらすり減って大変ですよね…
関節の構造
骨と骨をつなぎ合わせる関節の周りは、関節包というもので包まれており、
潤滑油の役割をする滑液という粘液によって満たされているのですが、その滑液包内で起こっている音なんだそうです。
それは、指やひざを急に曲げたり伸ばしたりした瞬間に起きます。
関節どうしが引き離され、関節包内が滑液で満たされなくなり、真空のような状態になったとき、空洞〔滑液内に溶け込んでいた気体によってできた隙間〕ができるのですが、その時に出た音が『ポキッ』だったわけです。
実はそのことが判明されたのは近年のようで、それまでにはいろいろな議論があったようです。
ちなみに、一度音が鳴ると同じ部位では続けて鳴らないことが多いと思いますが、数十分経てば、また気体が滑液に溶け込むので、繰り返し音が鳴るということです。
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