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『消費税』何に使われる…?消費税の使い道と仕組み。買い物してから納められるまで。

生活・食物

消費税とはどんな仕組み?



普段、買い物をすると掛かってくる消費税ですが、この税金はいったいどういったものなのでしょうか?


その名のとおりですが、物を買ったり、サービスを受けるなど、消費に対して課される税金『消費税』になります。


消費税は現在2つに分けることができます。

【消費税】

国税〔国に納める〕


【地方消費税】

地方税〔都道府県、市区町村などの地方自治体に納める〕

※消費税が5%になった1997年4月から地方消費税が導入され、それまでは消費税(国税)のみでした。




消費税が国に納められるまでにはルールがあり、最終の消費者が消費税を支払い、預かったお店や業者が納める仕組みになっています。


このような納税義務者と税金を負担する者が異なる場合を間接税といいます。


例えば、

お店などで買い物をしたお客さんが支払った消費税は一旦お店側が預かったかたちになります。


そして、お店が商品や材料を調達したときなどに支払った消費税を、お客さんから預かった消費税から引いて、その差額を国に納めることになります。

一度国に納められた消費税のうち、地方消費税に関しては現在『人口』と『消費額』の統計に基づいて各都道府県に分配されることになっているようです。



消費税以前にも贅沢品〔宝石、洋酒、乗用車、ゴルフクラブなど〕に対して税金を課す『物品税』という個別消費税はあったのですが、戦後の日本は生活水準も年々上がり、一般的な家庭の生活の中にも贅沢品といわれていた物がどんどん見られるようになってきました。


そこで、物品税のあいまいな部分を解消すべく消費税が導入され物品税が廃止されたというわけです。

消費税はいつから始まったの?導入目的と税率の変化について


消費税は何に使われているの?



何を買うのにも消費税はついて回りますが、どのようなことに消費税は使われているのでしょうか…?





現在、消費税は社会保障のために使われるということになっています。

【 消費税法 第一条2 】

消費税の収入については、地方交付税法に定めるところによるほか、毎年度、制度として確立された年金、医療及び介護社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てるものとする。

※2012年8月、消費税法の一部が改正されました。




以前は高齢者がメインとされる、

〔 基礎年金、老人医療、介護 〕でしたが、



現在は子育てまでを含んだ、

〔 年金、医療、介護、子育て 〕ということになりました。


実際のところ、少子高齢化も年々進んでおり、年々財源も多く必要になってきているということです。


更に、年々増え続ける国や地方自治体の借金の返済に使われていたり、消費税が増税するのと連動して法人税や所得税は減税されていたので、その分の埋め合わせに使われているとも言われています。



そのため、どこまで社会保障のための財源が潤うのかは別の話になりますが、消費税の使用目的としてはこのようになっているようです。