ダチョウの驚くべきスペック
地球上の鳥類最大でありながら飛ぶことが出来ないダチョウはとてつもないスペックの持ち主でもあります。
走るスピード時速70㎞なのに指2本…
体長は2m、体重も100㎏を優に超えるものも存在し、足の指は2本でありながら、走るスピードは時速70㎞にも到達、持久力もすさまじく時速60㎞に近いスピードで30分以上走り続けることができます。
卵の大きさ地球最大…
卵の大きさも地球上最大で、ニワトリの約25倍の重量があり、大人が上にのっても割れないぐらいに丈夫です。
眼球は脳より大きい…
眼球の大きさは直径約5cmもあり、自身の脳よりも大きなものが備わっています。
病気では死なないほどの免疫力…
ダチョウは野生でも50年ぐらいの寿命があるのですが、病気で死ぬことがないといわれるほど免疫力が強く、あらゆる分野でその抗体※が注目されています。
【抗体(こうたい)】とは…?
病気の原因である細菌、ウィルスなどが体内に侵入したとき、異物として攻撃したり体から追い出す役割の物質。
ダチョウの視力20.0以上…
そんな、ダチョウの視力は20.0~25.0ともいわれており、どれくらい見えているのかというと…
約40~50m先を歩いているアリが余裕で分かるレベルなんだそうで、一説には、10㎞先の物体までも認識できているといわれています。
飛べない草食動物のダチョウは、このように視力が進化したことによって、肉食系の外敵が多いサバンナでも生き残ることを可能としたのです。
そして、ダチョウの視力は動物界ナンバー1※ともいわれています。
※タカなどの猛禽類(もうきんるい)もダチョウに負けないぐらいの視力を持っているそうです。
人間界最強マサイ族の視力は10.0以上…
マサイ族とは、ケニア南部からタンザニア北部一帯の先住民で、遊牧を営む民族になります。
そんなマサイ族のなかでも、狩りをを得意としているような強者で、視力が良い人ですと12.0ぐらい見えているい人がいると言われています。
視力12.0はどのくらい見えるのかというと…
例えば、視力2.0(直径3.75㎜、すきま0.75㎜)のランドルト環が開いている方向を、
(ランドルト環)
30m離れたところでも判別することができるのが視力12.0なんだそうです。
身近なものですと、
マンション10階ぐらいの高さが約30mなので、そのベランダから地面に張り付けてある1mmもないランドルト環のすきまがわかるレベルということになります。
もう、望遠鏡ですね(笑)
マサイ族の男性は、ライオンを一人で狩ることができて一人前と認められるそうなのですが、ハンターとして高い視力が必要とされており、更に、身長も高くジャンプ力も優れています。
※マサイ族は、垂直に高く飛べるほど尊敬されるそうです。
ちなみに、
マサイ族でも現在では都市部に住んでいるような人たちもいるのですが、その場合は視力が1.0ぐらいまで下がっているようなので、遺伝というよりは環境によって視力が良くなったといえるそうです。