怪我をした時の瘡蓋(かさぶた)の正体とは…?
ケガをしたときなど、時間とともにかさぶたが出来てきますが、これはいったい何なのでしょうか…?
体から出血をすると、血液内の血小板〔血液細胞〕が血を止めるために集まってきます。
そして、更にフィブリン〔血液を凝固させるタンパク質〕というものが網状になり、赤血球〔酸素を運ぶ血液細胞〕も包み込みこんで出血を防ごうとします。
これらが乾燥した状態が『かさぶた』になります。
このかさぶたにより、雑菌などの異物から身を守り、その内側で皮膚を再生させているということです。
傷は、瘡蓋(かさぶた)にする必要あるの?
けれども、近年では、絆創膏などでよく見かける湿潤療法〔傷口をできるだけ乾かさない療法〕が、傷跡を残さないことで注目されつつあり、かさぶたは絶対に必要ではないとも言われています。