地球にはどんな大陸があるの?
今回は地球の「大陸」についてお話ししようと思います。
大陸とは地球の大きな土地の塊ですが、どれくらいの大きさなのか、どんな大陸があるのか、一緒に見ていきましょう!
大陸の大きさを比較
地球には現在6つの大陸があります。
大きさの比較と各大陸が占める割合はおおよそ次のようになります。
- ユーラシア大陸: 約5,490万平方キロメートル
- 地球の陸地面積に占める割合: 約37%
- 地球の陸地面積に占める割合: 約37%
- アフリカ大陸: 約3,030万平方キロメートル
- 地球の陸地面積に占める割合: 約20%
- 地球の陸地面積に占める割合: 約20%
- 北アメリカ大陸: 約2,430万平方キロメートル
- 地球の陸地面積に占める割合: 約16%
- 地球の陸地面積に占める割合: 約16%
- 南アメリカ大陸: 約1,790万平方キロメートル
- 地球の陸地面積に占める割合: 約12%
- 地球の陸地面積に占める割合: 約12%
- 南極大陸: 約1,420万平方キロメートル
- 地球の陸地面積に占める割合: 約10%
- 地球の陸地面積に占める割合: 約10%
- オーストラリア大陸: 約760万平方キロメートル
- 地球の陸地面積に占める割合: 約5%
それでは、それぞれの大陸の特徴を見ていきたいと思います!
1. ユーラシア大陸
ユーラシア大陸は、アジアとヨーロッパを合わせた世界最大の大陸で全陸地面積の3分の1以上を占めています。そして世界人口の約7割近くが住んでいます。
大陸は東西に広がり、西はイギリスやフランス、東は日本やロシアのシベリアにまで及びます。
文化や歴史、気候も非常に多様で、世界最高峰のエベレスト山や広大なシベリアの森林(タイガ)が見られます。
2. アフリカ大陸
アフリカ大陸は、地球の陸地の約5分の1を占めています。
そして、サハラ砂漠、ナイル川、サバンナなど、多様な自然環境が広がる大陸です。
〔サハラ砂漠〕
人類の発祥地とも言われるこの大陸には、54の国々〔国連加盟国〕があり、言語や文化も非常に多様です。
また、アフリカは豊かな自然資源を持つ一方、乾燥した砂漠地帯が多いことも特徴です。
3. 北アメリカ大陸
北アメリカ大陸と南アメリカ大陸を合わせると、地球の陸地の約28%を占めます。
北アメリカ大陸には、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコなどの国々が含まれます。
ロッキー山脈やミシシッピ川、グランドキャニオンなど、壮大な自然が目立つ地域でありながら、経済的にも非常に発展しており、世界の技術革新や文化発信地の一つでもあります。
4. 南アメリカ大陸
南アメリカ大陸と北アメリカ大陸とを合わせて地球の陸地の約28%を占めます。
南アメリカ大陸は、アマゾン熱帯雨林や7ヵ国にまたがるアンデス山脈が特徴的な大陸です。
〔アンデス山脈〕
また、ブラジル、アルゼンチン、ペルーなどが位置しており、豊かな生物多様性と先住民の文化が色濃く残っています。
熱帯気候から高山気候まで、多様な気候帯を持つ地域でもあります。
5. 南極大陸
氷に覆われた大陸で、地球の陸地の約10%近くを占めています。
地球の最南端に位置する南極大陸は氷と雪に覆われた大陸です。そして、南極の氷は地球全体の淡水の約70%を占めています。
【淡水(たんすい)】とは?
淡水とは、塩分濃度が低い水のことを指していいます。海水や塩湖とは異なり、淡水にはほとんど塩分が含まれておらず、人間や多くの動植物が飲用や生息の為に利用します。
川や湖、地下水などが淡水の例で、海などを含めた地球上の水のうち、私たちが利用できる淡水はわずか約2.5%です。そして、その淡水の約7割近くが南極にあります。
非常に寒冷で、人間が常に住む場所ではありませんが、科学研究基地が点在しています。
更に、南極の氷の下には広大な湖〔氷底湖(ひょうていこ)ボストーク湖など〕が隠れていることがわかっています。
〔一番大きい氷底湖であるボストーク湖の衛星写真〕
6. オーストラリア大陸
オーストラリア大陸は、6つの大陸の中では最も小さいですが、独特の生態系が存在する地域になります。
オーストラリア国全体を指すのですが、独自の生態系が発達しており、カンガルーやコアラなど、ここにしか生息しない動物が多いです。
また、グレートバリアリーフ〔世界最大のサンゴ礁群〕など、豊かな海洋生態系も大きな特徴です。
〔グレートバリアリーフ〕
まとめ
地球の6つの大陸はそれぞれ広さも特徴も異なります。
ユーラシア大陸のように文化や地理的に多様な大陸もあれば、南極大陸のように極端な環境にある大陸もあります。
これだけ広大な地球ですから、まだまだ多くの未知が広がっている可能性あるかもしれませんね!