「冷房」と「除湿」の違い

夏の定番、エアコン。
でも…「冷房」と「除湿」ってどう違うの? と聞かれて、即答できますか?
なんとなく涼しくなるから使っているけど、実はこの2つ、使い方を間違えると「電気代が高くなる」「体調を崩す」なんてことも。
この記事では、冷房と除湿の違いをズバッと解説!
あなたの夏をもっと快適に、そして経済的に過ごすための目からウロコの豆知識をお届けします!
冷房と除湿の違いは「目的」と「仕組み」にあり!
まずは、冷房と除湿の「目的」ハッキリさせましょう!
- 冷房:空気の温度を下げるのが目的
- 除湿:空気中の湿度を下げるのが目的
どちらもエアコンで行える機能ですが、働き方が全く違うんです!
冷房は「部屋を冷やす専門家」

冷房モードでは、エアコンが室内の空気を吸い込み、熱だけを屋外に逃がし、冷たい空気を戻す仕組みになります。
🔹 特徴
- 室温がグッと下がる
- 湿度も多少下がる(しかし、目的ではない)
- 体感温度が大きく変化する
🔹 こんな時にオススメ!
- 外が猛暑で、すぐに涼しくなりたいとき
- 湿度よりも温度が気になるとき
除湿は「湿度をコントロールする賢い調整役」

除湿モード(ドライ)は、空気中の水分を取り除くことがメインの目的になります。
そのため、部屋の温度を下げすぎずジメジメ感を和らげてくれます。
🔹 特徴
- 室温はあまり下がらない(※機種による)
- 湿度がしっかり下がる
- さらっとした快適さを感じやすい
🔹 こんな時にオススメ!
- 雨の日のムシムシ感を抑えたいとき
- 夜寝るときに「冷えすぎ」が気になるとき
- 部屋干しの洗濯物を早く乾かしたいとき
電気代はどっちが安い?賢く使うコツ!

気になるのは電気代。 一般的には…
❄️ 冷房
- 強力に空気を冷やすため、電気代が高くなりやすい。
💧 除湿
- 電気代は比較的安め。
✅ 節電のコツ:
- 湿度が気になる日 → 除湿モードを使うのがオススメ
- 冷房を使うとき → 設定温度は26〜28℃が目安
- サーキュレーターや扇風機を併用すると、冷暖房効率がグンとアップ!
実は落とし穴も? 「除湿」には2種類(除湿方式が2つ)ある!

ここ、意外と知られていません!
弱冷房除湿(冷房に近いタイプ)
→ 空気を冷やして水分を取り除く方式。温度も下がる。
再熱除湿(高性能タイプ)
→ 一度空気を冷やして除湿し、そのあと温め直す。湿度だけを下げ、温度はあまり下がらない。
📌 再熱除湿は快適だけど、電気代が高め! 冷えすぎず快適に除湿できますが、ヒーターで空気を温め直す分、電力を多く使います。
そのため、知らずに使っていて、「えっ、除湿なのに電気代高い!」となるケースも多いんです。
気になる方は、取扱説明書やメーカーの公式サイトで除湿モードの仕組みを確認してみるのもおすすめです!
体への負担も考えて使い分けよう!

冷房で冷えすぎると体がだるくなったり、寝苦しくなったりしがち。
👶 小さい子どもや高齢者がいる家庭では、除湿の方が体にやさしいことも。
ただし、湿度60%を超えると不快指数が急上昇するので、状況によっては冷房との併用がベスト!
【まとめ】今日からできる!冷房&除湿の使い分け術

シチュエーション | オススメ機能 | 理由 |
---|---|---|
猛暑日 | 冷房 | 急速に部屋を冷やせる |
雨の日のジメジメ | 除湿 | 湿度だけを下げて快適に |
夜間・就寝時 | 除湿 | 冷えすぎを防げる |
洗濯物の部屋干し | 除湿 | 乾燥が早い |
冷房と除湿、どちらも正しく使えば快適で経済的!
逆に、目的に合わない使い方をすると、損してしまうことも。
今年の夏は、「冷房」と「除湿」をしっかり理解して、電気代も快適さも両取りしちゃいましょう!

