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ヘリウムガスを吸うとなぜ声が変わるの?声が相手に伝わる仕組みについて

地理・科学

ヘリウムガスを吸うとなぜ声が変わるの?



昭和のころ、ヘリウムガスを吸っておもしろ声に変えるのがとても流行ったような記憶があるのですが…


どうして、あんな変な声になってしまうのでしょうか…?



ヘリウムは風船を飛ばす場合にも使う気体になるのですが、空気よりもヘリウムが軽いために風船が浮かんでいきます




この空気よりもヘリウムが軽いということが、おもしろい高い声になるためには必要になってきます。


なぜ声が相手に伝わるの…?


まず、「なぜ声が相手に伝わるのか」という話からになってしまうのですが…



喉の気管の入口にある声帯によって振動した空気〔音波〕が、



相手の耳の鼓膜を振動させ、



聴神経〔聴覚を伝える感覚神経。蝸牛(かぎゅう)神経、前庭(ぜんてい)神経〕から脳に伝わり、

音として認識するという仕組みになります。


そして、声音の高低などに関しては、体の大きさや、喉の形状声道〔声帯から発せられた音が通るところ〕の通るスピードなどによって変わってくることになります。



一般的に音波のスピード〔音速〕が速いと、周波数〔1秒間の振動回数〕が高くなり高音になります。





ヘリウムの性質として、空気よりも軽い〔=密度が小さい〕ので、このヘリウムガスをや、声道に溜めることによって、音の振動がいつもより早く相手に伝わる〔空気の約3倍〕ため、普段の話している声より高音に聞こえてくるというわけだったのです。

※お子さんや大人でも体調が悪い時に、急激にヘリウムガスを吸うと体調を崩す恐れがあるので注意してくださいね。


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