立春とは、暦の上で春が始まる日を指します。
「立春=暖かくなる日」と思われがちですが、実際には一年で最も寒い時期に訪れることも多く、少し不思議に感じる方も多いはずです。
それでは、立春にはどのような意味が込められているのでしょうか…?
今回は、立春の意味や由来を中心に、節分との関係や立春大吉の理由まで、初めての方にもやさしく解説していきます!
立春とは?

立春(りっしゅん)とは、二十四節気のひとつで、春の始まりを表す日になり、二十四節気とは、太陽の動きをもとに一年を24等分した、古くから使われてきた暦の考え方になります。
立春はその最初にあたり、「これから春に向かって季節が進み始める日」という意味を持っています。
そのため気温や体感とは関係なく、暦の上で季節が切り替わる節目の日っていうことだったんですね!
【2026年】立春はいつ? 毎年日付が変わる理由

立春は、毎年2月3日~4日頃にあたります。
そして、今年2026年の立春は、2月4日(水)です。
このように固定された日付ではなく、年によって1日ほど前後する理由ですが、立春が太陽の動き(太陽黄経)を基準に決められているためとなります。
太陽黄経(たいようこうけい)
👉 太陽が黄道(天球上の通り道)を1年で360度進むときの「位置を角度で表したもの」
そして、地球の公転〔地球が太陽の周りを回る動き〕にはわずかなズレがあるため、その調整として日付が毎年変わるということになるんですね。
黄道(こうどう)とは?
立春はなぜ「春の始まり」とされているの?

これは、先ほどもお話ししましたが、昔の日本では季節を気温ではなく、太陽の動きによって判断していたためです。
立春は、冬至と春分のちょうど中間にあたり、この日を境に日照時間が少しずつ長くなっていきます。
つまり立春は、 春が本格的に始まる日ではなく、春が立ち始める日。 自然の流れの中で「春への転換点」と考えられていたのですね!
立春と節分の関係|なぜ前日が節分なのか?

節分とは、「季節を分ける日」という意味を持つ言葉です。
本来、節分は ・立春 ・立夏 ・立秋 ・立冬それぞれの前日に存在していました。
しかし、現在では節分といえば2月の行事として定着しています。 これは、立春が一年の始まりとして特に重要視されていたためです。
その結果、 立春の前日=節分という形が、現代まで残ったということになります。
立春大吉とは?意味と由来

「立春大吉(りっしゅんだいきち)」とは、立春の日に掲げる縁起のよい言葉です。
意味はとてもシンプルで、
- 立春: 新しい季節、新しい始まり
- 大吉: とても縁起がよい
この二つを合わせた、 「新しい一年が良い年になりますように!」という願いが込められています。
主に、立春の日にお札として玄関などに貼られます。
立春大吉のお札はなぜ縦書き?

立春大吉のお札は、縦書きで書かれるのが一般的です。
これには、昔から伝わる魔除けの意味があります。
縦書きにすることで、表から見ても裏から見ても、文字並びが変わらず「立春大吉」と読めるようなります。(横書きだと裏から見たとき文字の順序が逆になるので)
そのため鬼は、
「ここはもう福が入って、すでに鬼は追い出された家だ…」

と思い込み、そのまま家に入らず引き返してしまうと考えられてきたのです。
このように立春大吉のお札には、災いを遠ざけ、福を呼び込む願いが込められています。
立春の日にするとよいこと・縁起のよい過ごし方

立春は、季節と気持ちを切り替えるのに適した日です。
立春の日におすすめの行動には、次のようなものがあります。
- 新しい目標を立てる!
- 新しいことを始める!
- 家の掃除や断捨離をする!
- 「立春大吉」のお札を貼って気持ちを切り替える!
などなど派手な行動よりも、 気持ちを整えて前向きなスタートを意識することが大切とされています。
立春に関するよくある疑問!

Q. 立春にも豆まきはするもの?
「立春の日に豆まきをするの?」と迷う方も多いですが、豆まきをするのは立春の前日である節分です。立春当日は豆まきは行わず、新しい季節の始まりとして静かに迎えるのが一般的です。
Q. 立春大吉のお札はいつまで貼ればいい?
立春大吉のお札は、立春の日に貼り、そのまま一年間貼り続けて問題ありません。翌年の立春が来たタイミングで、新しいお札に貼り替えるとよいとされています。
Q. 立春は祝日ではないの?
立春は春の始まりを表す大切な日ですが、国民の祝日ではありません。ただし、昔から季節の節目として大切にされてきた日なので、行事や縁起を意識して過ごす人も多いのが特徴です。
まとめ|立春を知ると季節の見方が変わる

〔ロウバイ(蠟梅)〕
- 立春とは、暦の上で春が始まる日。
- 毎年2月3日〜4日ごろで、日付は変わる。
- 節分は立春の前日 ・立春大吉は、新しい一年の縁起担ぎ。
立春は、まだ寒さが残る中で、少しずつ春を感じ始める節目です。
せっかくの機会ですので立春の日付を確認しながら、季節の変わり目を楽しんでみてくださいね!







