真夏のサンタクロース
サンタクロースといえば、雪に覆われた冬の景色にトナカイが引くそり、そして赤い帽子と白いひげを想像するのが一般的ですね。
しかし、世界には真夏にサンタクロースがやってくる場所もあるのです!
この「真夏のサンタクロース」は、南半球や特別な文化を持つ地域で活躍しています。
今回はそのユニークで楽しい真夏のサンタたちについて紹介しましょう!
南半球の真夏のクリスマス
南半球に位置するオーストラリアやニュージーランドでは、12月が真夏の季節です。
青い空と熱い太陽のもと、クリスマスは「ビーチパーティー」や「バーベキュー」といった夏らしいイベントとともに祝われます。
ここで登場するサンタクロースは、なんとサーフィンボードに乗って波を切りながらやってくることがあるんです!
🌊 オーストラリアのビーチサンタ
オーストラリアでは、サンタクロースがトナカイではなくカンガルーやエミューを引き連れることもあります。
そして、伝統的な赤いコートの代わりに、サンタは短パンとサングラスというカジュアルな姿になることも!
ビーチに集まる家族や子どもたちにアイスクリームを配る姿は、まさに「夏のサンタ」。
🏄♂️ サーフィンサンタ
クリスマスシーズンにはサーフィンサンタが波乗りを楽しむ姿がメディアで紹介され、多くの観光客を魅了しています。
サンタの赤い帽子が青い海に映える光景は、まるで絵本から飛び出したような幻想的な風景です!
ハワイの「アロハサンタ」
ハワイでもクリスマスは真夏のような暖かい季節に祝われます。
ここでは「アロハサンタ」が主役!
ハワイのサンタはアロハシャツを着て、花のレイを首にかけた南国スタイル。そりの代わりにカヌーに乗り、プレゼントを届けます。
ハワイのクリスマスソング「メレ・カリキマカ(ハワイ語でメリークリスマス)」に合わせて踊るサンタや、地元の人々とフラダンスを楽しむ姿は温かい気持ちを運んでくれます。
アロハサンタは、笑顔とともに「家族や友達との絆を大切にしよう」というメッセージを届けてくれるのです!
ブラジルの「パパイ・ノエル」
ブラジルでもクリスマスは夏の暑い季節に祝われます。
ブラジル版のサンタクロース、「パパイ・ノエル (Papai Noel)」は、赤い衣装をまといながらも熱さをしのぐために薄手の素材を使用。町中ではサンタクロースがジープやバイクに乗って登場し、元気な子どもたちにプレゼントを配ります。
さらに、ブラジルのクリスマスには音楽やダンスが欠かせません。サンタも陽気なリズムに乗って踊り出すことが多く、町全体がフェスティバルのような賑やかさに包まれます!
南アフリカの夏のクリスマス
南アフリカでも12月は真夏!
ここではサンタクロースが庭でのバーベキュー(地元では「ブライ」と呼ばれます)に参加し、家族の団らんを盛り上げます。
また、子どもたちはサンタへのお礼としてミルクやビスケットの代わりにフルーツや冷たい飲み物を用意することも。
さらに、夏ならではの野外イベントとして、クリスマスキャロルを歌う夜の集会「キャロル・バイ・キャンドルライト」が行われます。
サンタが子どもたちと一緒に歌う姿は、とても微笑ましい光景です!
最後に
真夏でもサンタクロースは、南半球や温暖な地域の文化に合わせた姿で登場し、変わらず優しさと温もりを届けてくれるのです。
暑い砂浜でアロハシャツを着て現れるサンタや、爽やかな恰好で幸せを運ぶサンタの姿は、その土地ならではの魅力にあふれています。
季節や場所が違っても、サンタクロースの心はいつも同じです。どんなときでも笑顔と夢を届けてくれる、その存在は本当に特別ですね!