ブロッコリーは花の蕾(つぼみ)?
ブロッコリーは和名では、緑花野菜(ミドリハナヤサイ)とか芽花野菜(メハナヤサイ)というようです。
この和名のとおり、ブロッコリーは花のつぼみで、場合によっては黄色く色づき、花が咲く場合もあります。
ただし栄養に関して言えば、花を咲かせるときに栄養を使ってしまうので、早いうちに食べたほうが栄養価は高いようです。
ミョウガも花の蕾(つぼみ)
ブロッコリー、カリフラワー以外で、簡単にスーパーなどで手に入る野菜だと、ミョウガも花の蕾(つぼみ)になります。
そのため開花すると、薄黄色のきれいな花を咲かせます。
こんなきれいな花が咲くミョウガですが、実は、稀に赤い実がなることがあり、見た目があまりにも鮮やかな赤色なので、
森の中にあると、血痕と見間違えてしまう…
なんて言われているのです。
薬味としてよく使われるミョウガですが、実は栄養価も高くビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれています。
その中でも、あの独特なにおいの成分はα-ピネンという精油で、ヒノキやスギなどにも含まれているのですが、リラックス効果や眠気覚まし、免疫力にも働きがあるということです。
なかなかのすぐれものだったんですね。
ブロッコリーとカリフラワーの違いは…?
ブロッコリーとカリフラワー、似ている野菜ですが、違いは何なのでしょうか…?
ブロッコリーとカリフラワーは、キャベツの一種〔キャベツの品種改良〕になり、
カリフラワーは、ブロッコリーの突然変異で白くなったそうです。
現在ではブロッコリーのほうが、スーパーなどでよく目にしますが、実は、カリフラワーのほうが海外から日本に入って来たのは早く、戦後に西洋の文化とともに普及しました。
どちらとも栄養が豊富なのですが、ブロッコリーは緑黄色野菜ということもあり、βカロチン〔ビタミンAの仲間〕がカリフラワーに比べ50倍近くあり、葉酸〔ビタミンB群〕も豊富です。
そのため、栄養面ではブロッコリーに軍配があがります。
ただし、ビタミンCに関して言えば、カリフラワーの方が熱に強いため、料理をするとなると、ブロッコリーにも負けていないということです。
ちなみに、
ブロッコリーは野菜なのにたんぱく質も豊富で、100gあたり4~5gも含まれているそうです…
最強の野菜ですね。