日本で最初にビールを飲んだ人は誰…?
本当に飲んだかどうかは定かではありませんが…
日本人で初めてビールを飲んだかも?なんて言われる有名人がいます。
その名も、江戸幕府の八代将軍である徳川吉宗(とくがわよしむね)其の人です。
※時代劇、暴れん坊将軍の人
何故かというと…
日本が鎖国中〔※〕の1724年、貿易が許されていたオランダ商船の使節団
〔国の代表として訪れる団体〕が入府した際の献上品〔身分の高い人に物を
差し上げること〕にビールが含まれていたということなのです。
※鎖国(さこく)とは… キリスト教を禁じる目的などで、中国とオランダ以外の外国交流を極度に制限し、国際的に孤立した状態。
そして、同じ年である(1724年)にオランダ語の通訳者であり幕府の役人である、
今村市兵衛( いまむらいちべえ)などが記したとされる
和蘭問答(おらんだもんどう)という書籍にビールの味のことが記されており、
「なんの味わいもない…ビイル…」
とのことが書かれてあるそうです。
これが、日本で初めてビールの味に関して書いてある文献になります。
しかし、
いきなり殿様が初めて見た物を口にするのは考えづらいので、
一番最初にビールを飲んだのは誰なのか…
日本ではじめてビールを飲んだ人は…
ここからは憶測で実際のところはわかりませんが、
例えば、
徳川吉宗の時代では台所人(だいどころにん)と呼ばれる、
総勢約100人の料理する人、異物を入れていないか監視する人などがいて、
米粒一つ一つ確認したといわれています。
そして、更に間違いのないよう将軍と正室(本妻)だけのために
10人前ずつ用意していたそうです。
もちろん毒見役もいましたし、もし異物や気に入らないものが見つかったら、
台所人全員が切腹との話もあります。
その為、もしも飲んでいたとしたらこの辺りの人の
誰かが初めてビールを口にしたのではないかと思われますが、
いかがなものでしょうか…
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