どうして足がつるの?
冷たいプールで泳いだときや、急激な運動をしたとき、寝ているあいだなど、突然足をつってしまっという経験があるかもしれませんが、体の中ではいったいどんな変化が起こっているのでしょうか…?
足がつることをこむら返り〔こむら=ふくらはぎ〕と言ったりしますが、痙攣の一種でいくつかの要因によって引き起こされるようです。
『ミネラル不足』が大きい原因
まず大きい要因として、ミネラル不足が上げられます。
例えば、運動などでたくさん汗をかき、体の水分が奪われて脱水状態になると、ミネラル〔カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど〕も失った状態になっています。
このミネラルの多くは、電解質〔電気を流す物質〕の役割があるのですが、不足してしまうと体液内での神経伝達や筋肉の収縮に影響を与えてしまいます。
それにより体のバランスが崩れてしまい、足をつってしまうというわけなのです。
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さらに慣れない動きや急激な運動などでも同じことが言えるそうです。
健康的な状態だと身体はバランスを保ち壊れないように無意識に反応して、筋肉の伸縮を感知するセンサーが働いていますが、このセンサーの働きがミネラル不足などで鈍くなると、誤作動で足がつった状態にしてしまうと言われています。
寝ている間にも足をつることがありますが、やはり寝ている間も、気づかないうちに汗をかき、脱水状態になっている場合があります。
そして同じ姿勢が続くことによる体の負担や、冷房などで冷えてしまえば血行が悪くなるので、余計に足がつりやすくなってしまいます。
これらの予防策としては、ありきたりの話になりますが、ミネラルが豊富な飲食、ストレッチやマッサージ、適度な運動、体を冷やさないようにするなどの習慣を心掛けるということが重要だということです。
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