ホコリにはどんなものが含まれているの?
身に着けている物だったり、外から飛んでくる物まで、
ありとあらゆるところからホコリは出てきますが、
このホコリにはいったいどんなものが含んでいるのでしょうか…?
想像どおりかもしれませんが…
多くは綿(繊維)などで、その他に、土や砂、毛髪、皮膚、アカ、紙類、食べ物のカス、
それに、ハウスダスト〔目に見えないチリでアレルギーの原因にもなる〕といわれる、
ダニ〔フン、死骸、抜け殻〕、カビ、細菌、花粉など…
顕微鏡でみるとホコリの中には相当な数のものが含まれているそうです。
ダニなんて本当にいるのか?
と思ってしまいますが…
一般的な家庭での大半はヒョウダニ(チリダニ)という0.3~0.4ミリ程の
肉眼で見るのは難しいダニなのですが、ちょっとしたホコリの固まりを採取するだけで、
およそ数百~数千匹はいるといわれています。
ダニはどこから家に侵入するの…?
ダニがいない家屋はないと言われますが…
それでは、いったいどこから侵入しているのでしょうか…?
実際には難しい話のようですが、
もしも家の中を掃除してダニを全滅できたとしても、
職場や学校、交通機関などを利用すれば衣類や持ち物、
ペットなどの動物にくっついてきたりと、
いつの間にやら家に侵入し住み着いているようです。
そして、家のホコリの中などに含まれる
髪の毛や剥がれた皮膚、アカ、食べこぼし、カビなど
気づかない小さなものでも餌にしてどんどん繁殖をしているそうです。
もちろん、ダニは運ばれてくるだけではなく、
今度は自ら、家に住み着いたダニを衣類や持ち物などにくっつけて
外に連れ出しと…
このようなことを繰り返しているというわけです。
人間が好む環境は、ダニにとっても住み心地がいいため、
布団などの温かく湿気の含む場所だと余計に繁殖し、
気づかないうちに億単位のダニが発生している場合もあるというのですから
驚きです…
ダニ、ホコリ〔ダニの餌〕をできるだけ減らす掃除方法は…?
それでは諦めれるしかないのか… とも思ってしまいますが、
ダニが一匹もいない環境をつくるのは難しくとも、
できるだけ減らす効果的な掃除方法はあるようなので、
いくつか紹介してみたいと思います。
- 空気中に浮遊していた小さいホコリは、夜寝ている間や、部屋を空けているときに下へ落ちてくるので、その落ちてきた後の時間を狙って掃除をする。
- ホコリを放って置くと、水分や油分を含みそうなサッシや壁などに付着し、そこからカビも発生してしまうので、早い段階での掃除を心掛ける。
- 風邪やインフルエンザなどが流行っているような時期は部屋を加湿してしまいがちですが、冬場でも湿度はダニの繁殖にとっては好都合なため、喚起をマメにする。
風邪、インフルエンザ、アレルギー性鼻炎の原因と症状の違い。菌類、細菌、ウイルスの違い。
- 布団などを干す場合に、叩いてホコリを飛ばそうとすると、逆にダニの糞や殻などが砕かれて表面に出てくるため、叩かないようにし、最後に掃除機などで吸い取るようにする。
- 寝具などでも洗えるものはマメに洗濯(大物が洗えるコインランドリーなども利用する)をして、皮脂などダニの餌になるようなものをなくす。
- ダニは乾燥に弱く、湿度が50~55%以下を保てれば死滅するので、洗えないものでも天日干しや布団乾燥機などを利用して、できるだけ乾燥した状態をつくる。
慣れるまで意識するのは大変そうですが…
これだけでもダニの数は相当減少するということです。
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